令和4年度は,全校児童20名でスタートしました。
10年ぶりに20名の大台にのりました。新入生4名と転入生2名を迎え,更に賑やかになった安城小学校です。
始業式の前に,新しい先生方と友だちの紹介がありました。
始業式では,校長先生から「思いやりの心をもち,堂々と生きる」という目標についてお話しがありました。みんなが,優しい気持ちと自信をもって過ごせる1年になるといいですね。
児童代表の5年生R さんは,思いやりの気持ちを大切にし,下級生のお手本となるように頑張りたいと発表してくれました。
入学式では,4名の新入生が元気よく仲間入りしました。これから1年間,みんなで仲良く楽しく元気に過ごしましょう
保護者のみなさま,地域の皆様,関係機関の皆様,令和4年度も安城小学校の活動にご協力のほどよろしくお願いいたします。
10日の全校朝会では,校長先生が「親心」についてお話ししてくださいました。
最初に,お父さん・お母さんの好きなところを発表してもらうと,
「やさしい」「自分たちのために何でもしてくれる」「ご飯をつくってくれる」「みんなのことを大事にしてくれる」・・など,たくさん発表してくれました。お家の方々が聞いたら喜ぶだろうなぁと思いながら発表を聞いていました。
「みんながお父さん・お母さんを思う気持ちよりもはるかに強く子供のことを思うのが親心です。」と校長先生が話されました。
そして,親の思いがつまった童謡を紹介しました。みんなもよく知っている「しゃぼん玉」です。
子供たちは,CDから流れてくる歌を明るい歌だと思いながら聴いていました。
しかし,その後,校長先生からこの歌が作られた背景を聞き,親が子を思うせつない気持ちと,子を思いながら前向きに進もうという気持ちを表している歌だということを初めて知りました。
お父さん・お母さんの子供を思う強い気持ちが伝わっていれば嬉しいです・・。
11月1日
校内にあるカシミヤ号に関する『紀徳碑』の前で
石碑まつりが行われました。
この石碑まつりは明治23年に石碑が建立されてから続く,
明治18年に安城に漂着したカシミヤ号の乗組員を救助した美徳を語り継ぐ
大切な祭事です。
安城小学校に在籍し,西之表市内の学校に勤務された経験のあるO先生による
講話も行われました。
カシミヤ号の乗組員を救助した安城と伊関の人たちはそのお礼に5000ドルという大金をもらったそうです。その5000ドルは2つの村に半分ずつ与えられ,教育に関する費用として使われました。
漂流事件の当時,見ず知らずの外国から来た人々を
手厚く歓迎し,介抱した安城の人々の思いやりと
それに酬い,金貨を贈呈してくれたアメリカへの感謝の気持ちを
忘れずに,これからも語り継いでいきたいですね。